接客業の仕事始めてしばらく経つけど、ストレスが限界………。
接客業をやっていてストレスを感じる方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
接客業にストレスを強く感じるということは、もう接客業に向いていない性格なのです。
私自身、接客業を転々としており、そのたびにストレスを感じてきました。
そんな私が、接客業に向いていない人の特徴と、その対処法をご紹介していきたいと思います。
個人的な見解になりますが、「あっ…私当てはまってるかも……。」なんて思う項目があるかもしれません。
ぜひ、最後まで見ていってくださいね。
接客業に向いていない人の特徴
頭の回転が早くなく、臨機応変な対応ができない
どのサイトにも、接客業に向いていない人の特徴として、臨機応変な対応ができないことが挙げられています。
個人的にこれは、頭の回転が早くないからだと思っています。
頭の回転が早いとは、勉強ができるとか仕事ができるとか、そういうことではありません。
人に何か言われたときに、何を言い返せば1番適切なのか、パッと頭から出てくることです。
これは慣れもあるのかもしれません。
しかし、接客業といういろんな人と関わる仕事の中、生まれつき頭の回転が早い人と、そうではない人とが仕事をすると、その差は明らかです。
接客業は、優しい人たちばかり相手にするわけではありません。
クレーマーや、言い方がキツい人がたくさんいます。
請求書のこれって何のことですか? 詳しく説明してください。
私が不動産会社で働いていたころ、言われたことばです。
1番上のことばは単なるクレーマーでした。
別にこっちが悪いわけではないのですが、こういった強気なクレーマーに会うと、どう対応すればいいのかわからず、頭が真っ白になってしまいます。
とっさに出てきたのは、「すみません」の一言。
あとで上司に、「悪いことしてないのに”すみません”なんて言うと、下手に見られるから辞めろ」と怒られてしまいました。
2番目は、マニュアル以外の説明を求めてくるお客さんでした。
マニュアルがあれば、それに沿って話せばいいだけなのですが、厄介なのは、イレギュラーな質問をしてくるお客さん。
こういう時も、頭が真っ白になります。
頭ではわかっているのですが、口で説明するのが難しいのです。
上手く説明ができず、お客さんの不信感も募っていき、あとで上司からも怒られる始末。
もう二重で圧力をかけられた気分で、その日はズーンと落ち込みました。
こういうことが積み重ねっていくと、ストレスが溜まっていきます。
臨機応変な対応ができないのは、頭の回転が早くないから。イレギュラーな状況になると、頭が真っ白になってしまう。
自分のペースを乱されるのが嫌い
頭の回転が早くないことは、悪いことではありません。
逆に、時間をかけて自分の頭の中で状況を整理できれば、むしろ良い答えが出せるかもしれないのです。
頭の回転が早くない人は、自分のペースで物事を考えられるのなら、冷静に適切な判断を下せる場合があります。
きっと、接客業にストレスを感じている方たちは、自分のペースというものを大切にしているのではないでしょうか。
しかし、接客業は、周りの人たちに合わせて行動をしていくもの。
自分よりもお客さんが第一であり、同じ職場のスタッフの人たちともコミュニケーションをとりながら仕事をするものです。
他人のペースに合わせなければいけません。
そんなとき、自分のペースで仕事ができなかったらどうでしょう。
せかせかとした雰囲気の中、あなたは冷静を保っていられるでしょうか。
私はそういった状況になったとき、また頭が真っ白になってしまいます。
周りのペースに合わせることが苦手で、自分のペースを大切にしている方は、接客業には向いていないのかもしれません。
接客業は周りの人たちに合わせて行動していくもの。他人のペースに合わせないといけない。
人からの評価を気にしすぎる性格
お客さんから何か言われたりしないかな。
接客業は、他人からの評価を特に受ける業種です。
たくさんの評価を受け、それが自分の職場での価値になると言っても過言ではありません。
しかし、接客業に向いていない人は、そんな他人からの評価を気にしすぎてしまう人。
こういった気にしすぎな性格も、接客業にストレスを増やしてしまう原因かなと思います。
周りにどう思われているのか不安になりすぎてしまうパターンです。
周りの人の評価を気にして行動してしまうことが、ストレスにつながるのです。
周りにダメなやつだと思われないように頑張ろう。
お客さんからクレームこないように、必死で笑顔作らなきゃ。
なんてことを思いながら仕事をしていると、息が詰まってしまいます。
ストレスがどんどん溜まっていきます。
しかし、こんな気にしすぎな性格の自分を責める必要はありません。
これはきっと、あなたの生まれ育った家庭環境が作り上げた性格。
決して悪い性格ではありません。
この性格を必要としない仕事に就けばいいのですから。
接客業は他人からの評価を特に受ける業種。向いていない人は、評価を気にしすぎる性格を持っている。
他人と話すことが嫌い
これは当てはまる方多いのではないでしょうか。
当然ながら、人と話すことが嫌いな方は向いていないでしょう。
ポイントは、『嫌い』というところ。
『苦手』ではありません。
例えば、『カラオケに誘えば断らないけれど、音痴な人』っていますよね。
その人は、『歌うのは嫌いじゃないけど苦手』なわけであって、『歌を歌うことが嫌い』なわけじゃないんです。
それと同じで、『他人と話すことが苦手』と言っている人でも、『嫌い』なわけでなないんですね。
しかし、本当に『嫌い』な人はどうでしょう。
心の底から、他人と関わることを拒否しているのです。
接客業は、お客さんや周りの従業員の方とコミュニケーションをとることが不可避。
一度自分に、人と話すことが『嫌い』なのか『苦手』なのか、問いかけてみるといいかもしれません。
また、もう1つポイントなのは、『他人』ということ。
人と話すことが嫌いな人でも、家族や友人と話すことは好きという人はいます。
しかし、お客さんは『赤の他人』であり、家族や友人と話す感じとは全く違いますよね。
さらに、同じ職場で働く従業員たちも『他人』です。
そんな上っ面だけの人たちとの環境で、他人と話すことが嫌いな方は、関係が構築できるのでしょうか。
コミュニケーションを必ず必要とする接客業において、他人と話すことが嫌いということは、非常に向いていないと考えられます。
他人と話すことが『苦手』ではなく、『嫌い』だったら、接客業は向いていない。
1人が好きで、集団で何かをすることが嫌い
1人が好きということは、内向的な性格の可能性があります。
内向的な性格の方は、1人でいる時間が好き・1人で没頭できる仕事が好きなどの特徴があります。
内向的な性格なのは決して悪いことではなく、むしろ才能です。
1人になることにより、自分でもわからなかった才能が開花するかもしれないのです。
だからこそ、1人で黙々と何かをする仕事が合っており、コミュニケーションが必要不可欠な接客業は合っていません。
接客業よりももっと他に、1人でできる仕事を見つけた方が、人生が楽しくなるかもしれませんね。
内向的な性格の人は、コミュニケーションを必要とする接客業よりも、1人でできる仕事を見つけた方がいい。
接客業にストレスを感じたときの対処法
さっさと辞める
私はもう断言します。
接客業にストレスを強く感じる方は、もう向いていないので早めに辞めた方がいいです。
辞めることは逃げだと言っている人を見かけますが、個人的には逃げではないと思っています。
だって、自分がその業種に向いてなかっただけなんだから。
『辞める自分がダメ』ではなく、『仕事が自分にとってダメ』と考えるのです。
きっと接客業ではなく、もっと向いている仕事が他にもあるはず。
その仕事に出会えれば、ストレスを感じることもなく、辞めたいなんて思わなくなります。
このままずっと、接客業という仕事を続けて、メンタルが崩壊してもいいのでしょうか。
自分の健康は、何よりも1番大切です。
「自分にはこの仕事しかない」なんて思わず、思い切って辞めてみると、心が楽になるかもしれません。
向いていないからさっさと辞めよう。
接客業以外の仕事をとりあえずやってみる
私は高校のころから、接客業をやってきました。
大学のころのアルバイトも社会人になってからも、接客業を転々としてきました。
なぜずっと接客業をやっていたのか、自分でもわかりません。
しかしなんと、どの仕事先も半年以上続かなかったのです。
このときはまだ、『自分は根性のないヤツだ』と思い、仕事が続かない自分が嫌になっていたのです。
そんなある日、ちょっと接客業から離れてみようと思い、清掃関係の仕事に就いてみました。
すると、その仕事がビックリするくらい自分に合っていたんです。
元々、掃除が嫌いではなかったということもありますが、人と必要以上に関わらず、1人で黙々とできる清掃の仕事に魅力を感じたのです。
それからはもう、2年以上も仕事が続いています。
たった2年と思う方もいるかもしれませんが、半年以上仕事が続かなかった私にとって、自分に合った仕事を見つけられたので、とても嬉しさを感じています。
清掃以外にも、1人でできる仕事は他にもあります。
接客業に向いていないと自分で感じる方は、別の仕事を少しやってみてもいいかもしれません。
接客以外の仕事をしてみると、何か気づくことがあるかも。
自分の考え方を変える
そうは言っても、そう簡単に辞められる方は少ないと思います。
この先、接客業と向き合わなくちゃいけない方もいますよね。
そんな方は、接客業で耐えるために、他人に対する自分の考え方を変えていくしかありません。
接客業の主なストレスの原因って、人間関係がほとんどです。
クレームを入れてくるお客さん
すぐに怒ってくる上司 など
しかし、価値観があなたと全く違う他人は、あなたの思い通りには変わってくれません。
お客さんも同じで、あなたとは価値観が異なるのです。
そういった相手にいちいち不満を感じることで、ストレスが溜まっていきます。
なので、他人に対する自分の考え方を変え、ストレスが溜まりづらい性格にしていくしかないのです。
人間関係が気にならない方法は、下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
接客業に向いていない人の特徴と、その対処法まとめ
それでは、今回の記事のまとめです。
・頭の回転が早くなく、臨機応変な対応ができない
・自分のペースを乱されるのか嫌い
・人からの評価を気にしすぎる性格
・他人と話すことが嫌い
・1人が好きで、集団で何かをすることが嫌い
接客業にストレスを感じたときの対処法
・さっさと辞める
・接客業以外の仕事をとりあえずやってみる
・自分の考え方を変える
いかがでしたでしょうか?
接客業は、向き不向きが大きく分かれる業種です。
ストレスを強く感じるようでしたら、辞めた方が自分のためになると思います。
しかし、辞めたくても辞められない方も多いと思いますので、そのときは自分の考え方を改めてみると、もしかしたら少しは心が楽になるかもしれません。
この記事を見て、少しでも読んでいるあなたの励みになりますように。